月別: 2011年7月

最高の証

1年で聖書を!
◆ 詩篇31-32
◆ 使徒23:16-35
聖書のみことば ヨハネ9:13-25
 
あの方が罪人かどうか、私は知りません。ただ一つのことだけ知っています。私は盲目であったのに、今は見えるということです。―ヨハネ9:25

長時間の列車の旅で隣の席に乗り合わせた人は、米国大使を務めた人でした。私が聖書を取り出すと、彼はため息をつきました。それがきっかけで、お互いの主義主張についてちょっとした議論が始まってしまいました。しかし徐々に、互いの身の上話が混じるようになりました。

もはや痛みはない

1年で聖書を!
◆ 詩篇29-30
◆ 使徒23:1-15
聖書のみことば Ⅰコリント15:51-57
 
死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか。―Ⅰコリント15:55

ずいぶん長い間、私は、悲痛な状況を許す神を責める人たちに共感してきました。世界がこれほどまでに毒されている理由を、合理的に説明することができなかったからです。

罪の記憶

1年で聖書を!
◆ 詩篇26-28
◆ 使徒22
聖書のみことば 創世記45:1-15
 
今、私をここに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはなりません。
―創世記45:5

罪の記憶が、救いの喜びをかき消してしまうことがあります。「あんなことをしてしまった自分を赦すことさえできれば」と思ったり、そう言っている人の話を聞いたりしたことがあるかもしれません。罪悪感にさいなまれて、いつまでもくよくよしている人もいます。

恐怖心

1年で聖書を!
◆ 詩篇23-25
◆ 使徒21:18-40
聖書のみことば 創世記20:1-13
 
アブラハムは答えた。「この地方には、神を恐れることが全くないので、人々が私の妻のゆえに、私を殺すと思ったからです。―創世記20:11

シェイクスピア好きの人ならば、彼の作品の英雄はみな、深刻な欠点があることを承知しています。これが物語を面白くし、大切な教訓を与えてくれます。聖書の中の英雄、アブラハムにも同じことが言えます。彼の欠点は何でしょう。それは、恐怖心です。

言葉の暴力

1年で聖書を!
◆ 詩篇20-22
◆ 使徒21:1-17
聖書のみことば 詩篇123
 
私たちのたましいは、……高ぶる者たちのさげすみとで、もういっぱいです。―詩篇123:4

詩篇の作者は「高ぶる者たちのさげすみ」(詩123:4)に、「もうたくさんだ」と思っていました。あなたも同じかもしれません。あなたがキリストを信じ、キリストに従おうとしているので、職場や学校、近所の人たちは、あなたに辛く当たっているかもしれません。暴力を振るわれると体が傷つきますが、言葉の暴力は、もっと深い部分を傷つけます。デレク・キドナー師は、詩篇の解説書の中で、侮辱は「やいば」だと言っています。

ぴったり

1年で聖書を!
◆ 詩篇18-19
◆ 使徒20:17-38
聖書のみことば 出エジプト記26:1-11
 
この方[キリスト]にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、―エペソ2:21

試着する洋服は大概、長すぎるか、短すぎます。大きすぎたり、小さすぎたり、きつかったり、ゆるかったり、ぴったり合うものなど、なかなか見つかるものではありません。

空にしましょう

1年で聖書を!
◆ 詩篇16-17
◆ 使徒20:1-16
聖書のみことば エペソ4:17-32
 
良い人は、その心の良い倉から良い物を出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を出します。―ルカ6:45

シュレッダーの中身を「何とかならないの」と文句を言いながら捨てました。個人情報の入った文書はシュレッダーにかけなさい、とアドバイスをされたのでそうしているのですが、ゴミを捨てるときは必ず、じゅうたんの上に紙吹雪が散らばります。

オービーの目印

1年で聖書を!
◆ 詩篇13-15
◆ 使徒19:21-41
聖書のみことば エレミヤ書5:21-31
 
主よ。私は、あなたのさばきの正しいことと、あなたが真実をもって私を悩まされたこととを知っています。―詩篇119:75

ゴルフのルールでオービーと言えば、アウトオブバウンズ、つまり、ボールが境界を出て、プレーを続けられない区域に入ったという意味です。もし、その選手のボールがアウトオブバウンズになるなら、彼には1打罰が課せられ、もう一度やり直さなければなりません。

人の心を見る

1年で聖書を!
◆ 詩篇10-12
◆ 使徒19:1-20
聖書のみことば Ⅱコリント5:12-21
 
私たちは今後、人間的な標準で人を知ろうとはしません。―Ⅱコリント5:16

ノースカロライナ州のギリーンスボロで1960年の2月1日、全学生が黒人である大学の4人の学生が、街の食堂の「白人専用」の席に座りました。その学生のひとり、フランクリン・マケインは、近くに座っていた年配の白人女性が、自分たちを見ているのに気づきました。そして、人種差別に反対してわざとこのような行為をしている自分たちを、冷たい眼で見ているのに違いないと思いました。ところが数分後、その女性はマケインたちのところに歩いて来たのです。そして、彼らの肩に手をのせ「私ね。あなたたちのことを尊敬しているわ」と言いました。